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老後の為のマネープラン

将来の不安を真剣に考える

将来に対して漠然とした不安は誰にでもあります。
特にお金に関しての不安を解消するのはなかなか難しいです。

若い人のお金に対しての不安は、老後の不安があります。年金制度は自分が老後になった時に適切に機能しているのかは不安材料です。
不安を解消するには、まずは年金制度を理解する事が大切です。
漠然と知らないことから解消されるだけで不安が無くなる事もあります。

低収入の中で年金を支払っていくのも大きな負担ではありますが、そもそも年金制度は支払いの義務があります。
日本で生活をしている以上は年金を支払う義務がありますので、低収入でも年金は払う必要があります。
正規雇用であれば厚生年金とあわせて基礎年金が自動的に給与から引かれています。
非正規で年金の支払いが契約に無いのであれば個人の国民年金への加入になります。

年金のルールで知っておきたいのは20歳から60歳の間で最低25年間払わなければ基礎年金を得る資格がなくなります。
役所から届く年金の支払いの書類を無視し続ける選択肢もあるかもしれませんが、年をとってから年金が欲しいと考えても25年しばりがあります。
20歳から淡々と払っていれば45歳で基礎年金の資格を得る事ができます。
逆算すると35歳から60歳まで年金を払い続けないと基礎年金の資格がなくなります。

基礎年金の最低水準はとても低いです。
基礎年金は払った期間で支給される金額が変わってきます。
支払い義務が発生する20歳から、定年となる60歳までの40年間保険料を払い続けた場合は満額で年間80万円受け取れる計算になっています。(平成27年時点)

年金を40年間ちゃんと払ったとしても月々の支給額は6万5000円くらいです。
基礎年金の支払い期間が30年になると60万円、25年になると50万円になります。
正直な所、基礎年金だけで老後を生活できる金額とは言いにくい現状になっています。

基礎年金をベースに考える

年金は破綻するから払わないという考えかたもありますが、年金は国民の義務なので払うべきという前提で話を考えた方が良いです。
将来の不安やリスクを考えた場合、大切なのは一番最悪な状況から考えるのが大切です。
もっともリスクな状態でも対応できるようシミュレーションします。

基礎年金の支払い金額を見たとおり支払い金額は低く借家を想定していない金額になっています。
老後を年金だけで考えた場合、自分の家を持っている事が前提になっています。老後を考えた場合、まずは家を持つという選択肢は入れたほうがよいです。
高い家でなくても家を持つこと自体が資産管理になりますので、株やFXと同じように資産管理として考えることが大切です。
また家の購入については税金が免除される事が多く、税金を大きな視点で捉えた時に家を買うことはメリットが大きいです。

アメリカなどの欧米の場合は年金制度が日本よりも整っていないため、
民間の保険サービスや株式などの投資をして老後の資金を個人で準備するのが一般的です。
投資も老後資金の選択肢になりますが、リスクもあるので自身の収入と比較してバランスよく投資することが大切です。