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使いすぎは禁物…趣味にかけるお金の目安とは?

趣味のお金はどれくらいが妥当?

社会人になると意外とお金が貯まってきます。

学生の頃は買えなかったものが手軽に買えるようになったりと自分の好きなものを手に入れることができます。職場にもよりますが残業が多かったりして使う時間が無くて、そんな状態が続くと自分の好きなものを買ってしまうというサイクルになります。

趣味にお金を使うのはストレス発散にもなりますしメリットもありますが将来設計を考えた時に貯金が無い状態が長く続くのは健全ではありません。ある程度の目安をつけて趣味に使うお金を制限した方が年齢を重ねていくたびに大切になってきます。結婚をして子供ができたら考えるという選択肢もありますが社会人になったら金銭感覚もある程度は考えておきたいです。趣味にかけるお金の目安は一概に説明は難しいですが統計によると一般的には収入の10%が目安になっています。

手取り月収が20万円なら10%の2万円の範囲で趣味を楽しんでいるのであれば健全と考えられます。それ以上になってくると生活費や交際費などに影響がでてきます。一番避けたいのが好きだから買うという気持ちが抑えられずにローンをして購入して、どんどん家計を圧迫してくることです。

若い時は失敗しても取り返しができますがやっぱり金銭のトラブルは避けたいですし、金銭感覚を若い時に身につけておかないと年齢を重ねて苦労する可能性が高いです。ざっくりでも良いので、今まで使ってきた趣味への支出を計算してみると自分の家計の状況を把握する事ができます。

一般的な貯蓄額は?

普段からあまり貯金の話をしないので他の人がどれくらい貯蓄をしているのかは気になる所です。

特に若年者の貯蓄額は実際にどれくらいなのでしょうか。総務省統計局が発表した2014年の全国消費実態調査によると30歳未満の貯蓄額の平均は、男性が191万円で女性は139万円となっています。

世代別の貯蓄額も発表されていますが、生命保険や株式などの投資も含まれており、30歳以上になってくると銀行の預貯金以外の貯蓄も含まれてきます。20代で投資をしている方は昔に比べれば多くなったかもしれませんが、それでも少数派ですので発表された貯蓄額はリアルな現金での貯蓄と考えられます。

20代でも男女の平均を見ても150万円の預貯金がある計算になります。独身者も多いので一人暮らしでもこれくらいの貯蓄をしている計算です。大学を卒業して社会人になって7年間で150万円と考えると年間で20万円くらい貯蓄している計算になります。月々だと2万円弱くらいです。

趣味に費やすお金を月収の10%くらいに抑えれば月々2万円くらいであれば貯蓄に回すことも可能かもしれません。みんなの平均を知ればある程度の貯蓄の目安も分かってくるので、趣味の浪費も少し抑えて貯蓄をしてみては如何でしょうか。

お金になる趣味を持つのはアリ?

成功者の中には「好きなことを仕事に」という言葉を好んで使っている人も居ますが、多くの人は趣味をお金にするのは困難でしょう。

そもそも、お金を稼げるような趣味を持っている人も、お金にできるほど趣味に精通している人も、ごく僅かです。また、仕事にしたら趣味が嫌いになったという人も少なくないため、現実問題の話をすると、趣味で収益をあげようとするのは考えものです。そのため、趣味を楽しむ際は、お金にしようとするのではなく、お金になったらラッキー程度の距離感を保ちましょう。

例えば、絵画や美術品の収集を趣味としている人は居ますが、稀少な作品や作家によっては思わぬ値で取引されることもあります。実際、上記のような絵画の専門業者では、アーティストによって値が大きく変動することもしばしばです。これを仕事にすると美術商となりますが、趣味であれば好きな絵画を集める程度に留め、売れたらラッキーとでも考えておくようにしましょう。

負担にならない程度に精神衛生を保つことは、趣味を楽しむうえで欠かせない要素です。