カロリーとは

健康のためにも、カロリーの摂り過ぎは控えたいものですが、分かってはいるけどなかなか難しい面もあるようです。
カロリーというのはエネルギーの単位のことで、1ℓの水温を1度上げるために必要とされるエネルギーが1キロカロリーになります。

電化製品が稼働するには電気エネルギーが必要ですが、それと同じで人も活動するためにはエネルギーが必要です。
人のエネルギー源は、みなさんご存知の食糧です。
私たちは食糧でエネルギーを摂取しますが、食べたエネルギーのうち消費しきれずに残ったものは、脂肪に変えられて体内に貯蔵されます。

成人男性1日に必要なカロリー

私たちが生活するために必要なカロリーですが、1日にどれくらい摂取する必要があるのでしょうか。
気になっている人も多いでしょう。

必要だからといって取り過ぎてしまうと、肥満になることもありますので注意が必要です。
それでは肥満にならないためには、どれくらい量を摂取すればいいのかを把握しておかなければいけません。

その点については厚生労働省が掲げている、1日に必要な推定カロリーが参考になります。
それによると18～29歳の標準は2,600 kcal、30～49歳は2,700kcal、50～64歳は2,600 kcal、65～74歳は2,400kcal、そして75歳以上 は2,100kcalになっています。
ただしこれはあくまでも平均的な体の方の推定必要量ですので、大切なのは自分の体に合ったカロリーを摂取することです。

自分が消費する1日当たりのカロリー量

1日に必要とされるカロリーですが、この点について厚生労働省や日本医師会が掲げている計算式があります。
それによると18歳以上の成人が1日に必要とされる推定カロリーは、「基礎代謝量×身体活動レベル」で求めることができます。

基礎代謝量というのは、何もしていない時に消費されるもので、呼吸や心拍などです。
基礎代謝量を求める方法はいくつかありますが、一般的なのはBMIです。
そして身体活動レベルは、18～29歳の標準は1.75、30～49歳は1.75、50～64歳は1.75、65～74歳は1.70、70歳以上は1.65です。

健康に過ごすために必要なこと

いつまでも元気に楽しく生活するには、健康である必要があります。
健康であるために気をつけたいのが、必要以上にカロリーを摂取しないことです。

美味しいからと食べ過ぎてしまったり運動量が少な過ぎたりすると、カロリーオーバーになります。
そして消費できなかったカロリーは、そのまま体脂肪として蓄積されていくのです。

体脂肪が増え続けると肥満体になり、糖尿病や高血圧などの病気の原因にもなります。
それを回避するためにも、適度な運動を心掛けるといいでしょう。