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コミュニケーションが苦手でも人間関係をラクにする方法

不安をコントロールする技術を身につける

人間関係には誰もが多少は不安を感じるものです。
しかし社会生活に支障をきたすほど不安ならば、それは社交不安障害のような病気と診断される状態かもしれません。
多くの方はそこまで深刻ではないでしょうが、人見知りも嵩じるとこうした病気の予備軍になってしまうことには注意が必要です。

大切なのは、不安を不安のまま放置しないことです。
放置するほどストレスは大きくなり、病気を引き起こすほど深刻化してしまうことがあります。
その前に自分の不安をしっかり自覚し、それをコントロールする技術を身につけることです。

不安のコントロールの第一歩として、まず今の不安がどの程度の不安なのかを把握しましょう。
100点満点で、0点がまったく不安のない状態、100点が耐えられないほどの極限の不安とし、今の不安がだいたい何点ぐらいなのか数字で表すのです。
不安が高まる場合は、「さっき30点だったのがもう50点。あ、60点になりそう」などと点数化します。

点数はだいたいでかまいません。
これを続けると、不安を感じてもどの程度の不安なのか自分で把握できるようになり、それをコントロールすることも容易になります。

あえて不安に浸る時間を作る

不安なことが控えていて、「そのことばかり考えてしまって不安でしょうがない」という時は、あえてその不安にどっぷり浸る時間を作るのが不安解消に効果的です。
ただし、漠然とした不安に浸るのではなく、今の不安の原因である物事に焦点を当てます。
例えば明日のプレゼンが不安ならば、プレゼンのことだけに集中するのです。

不安ということは、うまくいかないことを恐れているのでしょう。
では、どんなことになったら最悪なのでしょうか。
プレゼンで考え得る最悪のことを想像し、その不安に浸ってみてください。

不安に浸った後は、逆に最高にうまくいった場合を想像します。
現実には、最悪のことと最善のことの中間程度の結果に終わるものです。
不安に浸り切ったら、あとはすっぱり忘れて本番に臨みます。

注意を他者に向ける

他人にどう見られているか不安だという人は、自分自身への注意が強いからです。
自分への注意を離してそれを他者に向ければ、自分が他者にどう見えているのかなどという不安はなくなります。

それにおすすめのトレーニングが、他者を画家になったつもりで観察する方法です。
たとえば電車に乗っている時、周りの乗客を観察します。
顔かたち、服装など細かいところまで絵に描くつもりでじっくり観察しましょう。

目が合ったら気まずいと思うかもしれませんが、ほとんどの人はスマホに夢中で他者の視線など気にしていません。
ですが念のため、対象は異性ではなく同性にしておいた方が、無用なトラブルが避けられます。
自分よりも他者に注意を向けることに慣れれば、自分が人にどう見られているかと不安になることが少なくなります。