万年筆を使う理由

これだけパソコンやスマホが普及し、文字を書く機会が少ない時代でも、万年筆人気は衰えることを知りません。
ビジネス雑誌やメンズ雑誌では万年筆が特集されることも珍しくありませんし、誕生日や記念日、成人式など特別な日のお祝いの品に選ばれる定番アイテムとなっています。
文字を書くアイテムにはボールペンやマジックなど他にも安いものがたくさんある中で、これほどまでに万年筆が長く愛される理由は何なのでしょうか。

万年筆は一生ものと言われますが、その理由は使えば使うほど持ち主の癖に合わせてペン先が変化するためです。
長く使うほど手に馴染み、自分だけの使いやすい筆記具として成長していく特別な筆記具と言えるでしょう。
何より、打ち合わせや会議、ホテルなど、さりげなく万年筆を取り出して使うことで、大人のできる男としてのアピールにもなります。
筆圧もほとんど入れずにスラスラと書くことができますので、ずっと使っても疲れにくくスピードが落ちない点も評価に値します。

万年筆選びは慎重に

万年筆は、メンテナンスをしっかり行えば、半永久的に使うことができる一生ものです。
その分、選ぶときには慎重に選ばなければいけません。
例えば使用目的で選ぶなら、ビジネス仕様であれば頻繁に使う用紙に書きやすい太さにしたり、手帳用なら小さいサイズで細い字が書けるもの、さらにインクの出方も確認しておきましょう。

万年筆は、メーカーやモデルによって太さや長さ、重心の位置、重さが異なります。
これらの全体的なバランスを見て、自分に最もふさわしい万年筆を選ぶことが大切です。
また、実際に試し書きしてみて書き味も確かめ、滑らかさをチェックしておきましょう。
アフターサービスの内容や、歴史あるブランドなど、メーカーで選ぶ方法もあります。

海外・国産ブランドでおススメの万年筆

世界最高峰の筆記具ブランドとして有名な、ドイツのモンブラン「マイスターシュテュック149」がおススメです。
モンブランの最高傑作とも言われるこのモデルは、1924年に誕生して以来不動の人気を誇ります。
重圧感があり、できる大人の一生ものにふさわしい一品と言えるでしょう。

次に紹介するのは、スイスに本社を置く老舗高級筆記具メーカーのペリカンの人気シリーズ、「スーベレーンM400」です。
170年以上の歴史があり、モンブランに並ぶ名品として世界中で愛されています。

国産の万年筆なら、創業100年を越える、品質の高さで世界的に知られる日本屈指の万年筆メーカー、パイロットの「カスタム845 FKV5MRBM」です。
独自の塗装技術で漆を塗り重ね、まるで和漆器のような光沢とツヤを実現しています。
重みもありますので、大人の男性の手にフィットする安定感がおススメ理由です。