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メンズメイクの始め方

メンズメイクの始め方

メイクを始める前に準備するもの

化粧品はどれを選べばいいのか迷いますよね。どの程度から始めるのかも悩むところですが、ここではジェンダーレスメイクをベースに紹介していきます。
最初はプチプラ商品で自分の肌との相性を見ながら、徐々に好みの商品を探していく形がいいでしょう。
初めてのメイクで用意しておきたいものはこちら。

  • 化粧水・乳液(オールインワンでもOK)
  • 化粧下地(BBクリーム)
  • コンシーラー
  • ファンデーション(テカリ防止系パウダー)
  • アイブロウケア用品
  • アイシャドウ
  • 眉ペン
  • リップ
  • メイク落とし

化粧品を購入するときに気を付けたいのは、グリッターが入っていないものを選ぶこと。ラメやパールが入っているキラキラした化粧品を選んでしまうと、ガチ化粧になってしまいます。ジェンダーレスメイクは美しく作り込むのではなく、素材を活かしてキレイにするのが目的。艶を出すよりマットなほうがナチュラルな仕上がりになるので、化粧品を選ぶときにはグリッターが入っていないものをチョイスしましょう。メンズ化粧品は増えてきていますが、まだまだ少ないです。女性用の化粧品を使っても全く問題ありませんが、グリッターやパールが入っているものが多いので注意しましょう。

化粧品が用意できたらメイクの前にはスキンケアをおこないます。朝起きて顔を洗って、そのまますぐにメイクするのはNG。
スキンケアしていない顔に化粧品をそのままぺたぺた塗るだけでは効果が半減してしまいます。洗顔後は、肌の調子を整えてからメイクしていきましょう。
洗顔や化粧水の付け方についてはこちらで紹介しているので、化粧の前の準備方法はこちらをチェックしてください。
知っておきたい化粧水の付け方について詳しく見る

眉毛の準備

メイクの前には眉毛やヒゲをキレイに整えます。今まで眉毛をあまり整えてこなかった方は、洗顔するタイミングでカットしておきましょう。眉毛はちょっとした角度や太さで顔の印象を変えます。時間がゆっくり取れるタイミングで調整しておくとメイクがスムーズにできるので、事前に準備しておきましょう。
まず、眉全体を3分割して考えていきます。眉頭から眉尻に向かって3分の2の所に眉山を作るように、コームで流れを整えます。完成イメージの眉山から不要な部分の毛を切り取り、角度を付け過ぎないように15度くらいを目安に毛を流していきましょう。眉毛用コームからはみ出てくるような長過ぎる毛は短くカット。眉から直角にハサミを立てて切れば、切り過ぎの心配はなくなります。眉毛の長さや形が整ったら、眉下からまぶたの上に生えている産毛をカミソリで処理していきます。ここの余分な毛がなくなるとスッキリとした印象になるので慎重に剃っていきましょう。毛抜きで抜くのもアリですが、痛みを感じやすい場所なので無理に抜く必要はありません。
眉毛が整ったらカットした毛を洗い流して準備はOKです。

メイクを始める方法

スキンケアが終わったらメイクに入ります。大きく分けて3つのステップでジェンダーレスメイクは完成。肌のトラブルをカバーするベースメイク、目元や口元などのポイントメイク、最後に化粧崩れが起きないようにカバーしてできあがりです。ステップごとに説明していきます。

ステップ1:ベースメイク

ベースメイクでは主に毛穴や肌の悩みを整えていきます。赤みがかった肌や、くすみがちな目元はBBクリームを使って顔全体の色見を明るくします。
BBクリームは、下地やファンデーション、日焼け止めなどの要素が1本にまとまっているので、初めてのメイクでは簡単にできるのでおすすめです。クリームを直接手に取り出し、指で塗っていくのもアリですが、スポンジでトントン押さえるようになじませていくと、毛穴を隠してくれたり、化粧崩れしにくい状態を保てたりします。目のキワや小鼻の隙間は忘れがちなので、最初のほうでスポンジを細くしてカバーしておきましょう。

BBクリームを顔全体に伸ばせたら、ニキビ跡やヒゲ、目のクマをコンシーラーで隠していきます。コンシーラーは自分の肌より少し暗めのカラーを選ぶのがポイント。女性の場合は明るめの色や用途に合わせてカラーを変えて使いますが、男性の場合は悪目立ちしてしまうためワントーン低いカラーを選ぶようにするとなじみやすくなります。
ニキビ跡など気になるところに一つずつ当てていき、指の腹を使って優しくぼかしていきましょう。触りすぎると炎症を起こしてしまうので注意が必要です。

ファンデーションの使い方についてはこちらで詳しく紹介しているのでチェックしてみましょう。
メイク男子のオススメファンデーションを詳しく見る

ステップ2:ポイントメイク

肌が整ったらポイントごとにメイクしていきます。
眉毛は、専用のコームで流れを整え、毛の隙間が開くところを1本ずつ書いていくように埋めていきます。眉の輪郭を濃く書いてしまうと、はっきりとした印象にはなりますが、作りました感が出てしまうのでやりすぎに注意しましょう。濃くなってしまったときは眉ペンについているブラシで、眉の流れに沿ってぼかします。太くなってしまった場合は、綿棒でふき取りましょう。

目元のポイントメイクでは、アイシャドウとアイライナーを使います。メンズメイクではブラウン系かオレンジ系のアイシャドウがベスト。
アイシャドウのパレットには明るい色から暗い色までグラデーションに並んでいますが、基本的には顔の色より少し明るいベージュ系と、一番暗いブラウンを使います。
まぶた全体に明るいカラーを軽くのせて薄く伸ばしていきます。暗いブラウンは、まつ毛の上をなぞる感じでスーッとのせていきましょう。目頭や目尻にはみ出しやすいので気を付けてください。太くのせすぎると化粧している印象が強く出てしまうので、細めに立体感を作るようにのせていきます。

アイライナーは、目尻のまつ毛の隙間を埋めるようにまぶたを引っ張って書いていきます。太くなりすぎないように最初はひと筆で書こうとせず、少しずつトントンと書き進めていきましょう。綿棒でぼかすとナチュラル感が出るので、細く書いてぼかすのがポイントです。

口元はマスクして隠れてしまいますが、食事などでマスクを取ったときに無精ひげと血色の悪い唇というのは印象が最悪です。
リップバームやリップスティックでさりげなく健康的な印象をアピールしましょう。潤い成分を求めすぎると艶々してしまいがちなので、ナチュラル感が失われてしまいます。できるだけマットな素材で乾燥を防いでくれる成分が入っているものを選ぶといいでしょう。
カラーはオレンジか赤みの薄いピンクで主張しすぎない色を選びます。リップを手の甲に付けてぼかしたときに、濃く色が残るものは避けたほうがベスト。
メイクで唇にのせるときは唇のふちを強調したりはみ出したりしないように気を付けましょう

ステップ3:崩れ防止メイク

汗や皮脂でメイクが崩れてしまわないように、仕上げにパウダーやスプレーを使って崩れ防止しておきましょう。
メンズメイクではイニスフリーフェイスパウダーがおすすめ。眉やリップなどポイントメイクが終わった後に上からポンポンとパウダーを置いていくとテカリやリップの艶をマットにしてくれます。顔全体だけでなく、前髪の生え際やもみあげ付近の髪にもパウダーオンしておくと、汗でペタッと引っ付きがちな髪をサラサラキープできるでしょう。

最後に上からメイクキープスプレーをかければ汗を抑えて化粧したての状態を保ってくれます。化粧水が入っているスプレーはキープ力が弱めなので、サラサラになるタイプを選びましょう。
メイクキープスプレーの中には、夏限定でひんやりするタイプのスプレーもあります。吹きかけた瞬間、毛穴がキュッとしまるような感覚を味わえます。
メイクが完成したら顔はできるだけ触らないようにしましょう。パウダーやスプレーを持ちあるいていれば、ちょっとした崩れや汗が出てもササッと抑えてスッキリと整えてくれます。

メイクオフの方法

メイクすると普段の洗顔だけでは肌に汚れが残ってしまうため、しっかりクレンジングでメイクを落としましょう。メイク落としの種類はたくさんあり、オイルやジェル、クリーム、ミルク、シートなど、どれがいいのか迷ってしまいますよね。ジェンダーレスメイクでは薄めに軽く化粧しているのですが、日焼け止めが入ったBBクリームを使っている場合はオイルでしっかりと洗い流しましょう。濡れた手でも使用OKなタイプやW洗顔不要なオイルタイプを選べば、クレンジングのわずらわしさが少しは軽減されます。初めてオイルクレンジングを使うとベタッとした感じが気になるという方もいますが、種類によっては洗い上がりがさっぱりするタイプもあります。メイクを洗い流すときは手で擦らないでジェルやオイルで浮かせるようにしましょう。ゴシゴシ洗うと肌トラブルやニキビの原因になってしまうので優しく洗ってケアまでしっかりしておきましょう。

肌トラブルやニキビの原因についてはこちらで紹介しているので、ケア方法を見直してみるのもいいかもしれません。
男ニキビの原因とケア方法について詳しく見る

メンズメイクの人気は上がっていて化粧品の種類も増えてきています。メンズ商品は安価なものだとワンコインからありますので、試しやすくなっているようです。メンズ特有の悩みに合わせたスキンケア商品も出てきていますので、メイクしながら必要なケアを増やしていくといいでしょう。

【番外編】韓国風メイクの方法

韓国アイドルや韓流俳優でメイクしている人は多いイメージですが、日本ではまだまだ韓国風メイクしている男性は多くありません。
理由として韓国風メイクをすると濃くなりやすく、不自然なメイクになってしまうためです。本来の韓国人男性は濃くメイクしているわけではありませんが、寄せようとするために濃くなってしまいます。

韓国風メイクのポイント

スキンケアすることで厚塗り感を減らすことが重要です。韓国人でキレイなメイクをしている人はほとんどが色白で肌が透き通っています。ベースや下地をゴテゴテのせ過ぎると濃くメイクしているように見えてしまうので、日々のスキンケアを見直しましょう。
また、テカリを抑えてマットな仕上がりなのに艶感を出すのもポイントです。化粧水や乳液で肌を整える際にもっちりとした状態にできれば、マットなファンデーションでも艶感を出せるでしょう。上からパウダーを付けて整えれば韓国人風のベースメイクはOKです。

目元はしっかりメイクしましょう。
目元にはアイシャドウの中間色を使ってまぶた全体に広げます。少し濃いかなと思うくらいがちょうどいいので、目尻にかけて濃くしていく感じで塗っていきます。一番濃い色を目のキワにのせていきますが、ジェンダーレスメイクのような細さではなく、少し太めに入れましょう。小指の腹を使って伸ばすくらいがちょうどいいサイズになります。目尻から目の下3分の1までを引き、目の下は少しぼかしていきましょう。アイラインは上だけ細めに引いて少しぼかしておきます。
明るめのカラコンを入れたらかなり韓国アイドルに近づきます。

全体的なメイクが終わったら、パウダーとスプレーでしっかりカバーしておけば崩れる心配もありません。
是非試してみてください。